ガラパゴス化の症状としてのグローバリズムについて (内田樹の研究室)
広島学院の文化祭で、中高生1000人ほどをお相手に講演。 文化祭のキックオフイベントである。 高校生を講堂に集めての講演は何度か経験があるが、中学生ははじめて。 でも、関係ない。 子供たちは「彼らの知性に対する敬意」が示される限り、その限界まで理解力を押し上げてくる、というのは私の揺るがぬ確信である。 「子供にもわかるように話す」人間の話を聴いているうちに知性的、情緒的な成熟が果たされるということ…

shino-katsuragi TPP, 教育, 市場, 経済, 貿易, ビジネス, グローバリズム, 日本, 内田樹 「教育への政治と市場の介入に対しては、懐疑的な校風であったので、先生方も私の話をけっこう喜んで聞いてくださったようである。」
グローバリストを信じるな (内田樹の研究室)
Againの定例経営会議で箱根湯本に集まり、平川くん、兄ちゃん、石川くんと日本の行く末について話し合った。 EUの先行き、日本のデフォルトの可能性から、TPPが「空洞化したアメリカ産業の最後の抵抗」という話になる。 いったいアメリカは自由貿易によって日本に何を輸出して、どういうメリットを得るつもりなのか? この中心的な論点について、メディアは実はほとんど言及していない。 「TPPに参加しないと、『…

shino-katsuragi 内田樹, TPP, 貿易, グローバリズム 「頭を使う仕事」は確かに大事なんだけども、だからと言って「手を使う仕事」を蔑むと痛い目をみるよ、って思ってるのだけどね。土台が腐ってると穴に落ちるもので。/「信用」?そんなもんはハナからない。
雇用と競争について (内田樹の研究室)
フェリスへの行き帰りの新幹線車中で、下村治『日本は悪くない、悪いのはアメリカだ』(文春文庫)を読む。 先日、平川克美君に勧められて、これと『日本経済成長論』を買った。 下村治は明治生まれの大蔵官僚で、池田勇人のブレーンとして、所得倍増計画と高度成長の政策的基礎づけをした人である。 1987年の本だから、24年前、バブル経済の初期、アメリカがレーガノミックスで「双子の赤字」が膨れあがり、日本では仲曽…

shino-katsuragi グローバリズム, 経済, 雇用, 中央集権, 国民経済, 価値観 「雇用環境の悪化は「多くの人に就業機会を与えるために、生産性は低いが人手を多く要する産業分野が国民経済的には存在しなければならない」という常識が統治者からも、経営者からも、失われたからではないのか。」