うちの会社も「めちゃモテ」路線?
新刊ではないのだけれど、ちょっと、気になったことがあって、内田樹さんの「下流志向」を読んでいる。
紫野の勤め先は商社なので、リスクヘッジという考え方と対処法は、入社してすぐの頃から、当たり前のこととして叩き込まれる。小売業だとそうではないのかもしれないけれど、商社は、基本的に、モノを生産するわけではなく「どこかから調達して、どこかに売る」というのが商売(現在は、だいぶ、様相が違ってきておりますがね)。なので、リスクヘッジは絶対に考えなければならないコトだったりする。
もちろん、輸出入(三国間も)するから、為替リスクもかぶるわけで、どうやったら、このリスクをヘッジできるのか?ということは、入社一年目の事務屋だって考えなければならない。ボケボケしてたら、大損をコクのだ。大損をコクぐらいだったら、満員御礼の大儲けじゃなくても、小さな儲け、を取るのである。あるいは、大損コク前に小さな損でことを納める(所謂「損切り」)ことは必須なのだ。
なので、リスクヘッジという考え方は、ものすごく、お商売と関連しているもののように思っていたのだが、そうではないお商売のほうが多いのかもしれない、と、考えを新たにした。たしかに、消費者として行動しているときには、紫野自身だって「リスクヘッジ」は考えてない。(中国ギョーザ事件のようなものがあると、食料の購買活動にもリスクヘッジが必要だなぁ、と思うけれども。今後、世相も変わるかもしれん。)
職場では、今、コンプライアンスについてのe-Learning が義務付けられていて、締め切りがもうすぐそこに迫っているので、うっとおしいこと、この上ない、という気持ちがあったけれど、CSR活動も、コンプライアンス遵守も、これは、ステークホルダーに嫌われないための努力、すなわちリスクヘッジの一環なのだな、と思えば、たしかに「ヤラナイわけにはいかないなぁ」と思う。大コケしたときのセイフティーネットかぁ。よくある「最終的に共存共栄」的説明は、嘘くさいと眉唾ものだったが、こういう対策は、みなさまに嫌われないための生き残り戦略なのであって(きょうび、会社そのものが立ち行かなくなるリスクなんて、あちこちに転がってるがな。内側での権力闘争に明け暮れてる場合ではない。)、つまり、ぶっちゃけなくても、CanCam の「めちゃモテ」路線 なのだ、と見てみれば、なんら不思議ではないのだった。そして、「めちゃモテ」路線なんだと思ってみれば、あざとくて、えげつないのは当たり前だよな・・・と思う。それが「キラキラ」で巧妙に隠されているのも、そっくり(苦笑)
※ 「めちゃモテ」路線は、リスク分散型のリスクヘッジ・・・なんだよなぁ。
男性諸氏には申し訳ないことだが、今の世の中では一点張りは危険すぎる、ので「めちゃモテ」なんだろうと思う。