家庭訪問
諸般の事情により、夏休み中だが、学校の家庭訪問があった。この暑い中を何軒も訪ねて歩くという1点だけでも尊敬に値する。紫野にはとても真似もできぬことである。
さて、お春の長所は真面目なことで、短所は生真面目なことなのだが、学校での様子を伺っていると、やっぱり、言いつけ虫になっているみたいだなぁ、と苦笑せざるを得ない。
少女らしい潔癖さの現れなのかもしれないが、父親の性癖を継いでいるような気もする。たぶん、その両方なのだろう。
でも、それぞれの人にそれぞれの事情と感情があって、あなたの正しさが、他の人の正しさとは食い違う時もある。正しさは、その正しさ故に人を傷つけることがある。それが正しさを主張するときの難しさなのだ。(パパはそれで苦労しているのだぞ。)
人は、必ずしも正しさに従うわけではない。いずれ貴方も、貴方の正しさがその正しさ故に勝てないという経験をする事になるのだろうね。そのときに慰めになってやれたらいいのだけれど、それは甘やかしすぎかな。