SYNODOS JOURNAL : 「存在しない」サバイバーたち – セックス・労働・暴力のボーダーで(Ⅲ) 大野更紗
SYNODOS JOURNAL : 「存在しない」サバイバーたち – セックス・労働・暴力のボーダーで(Ⅲ) 大野更紗
2011/10/310:43 「存在しない」サバイバーたち – セックス・労働・暴力のボーダーで(Ⅲ) 大野更紗 (*本稿では、現在「差別用語」とされている表現を、資料・記録の記述に即し、変更をせずに使用しています) ■Sさんの部屋 施設長のYさんが、Sさんの個室のドアをノックする。 「部屋入ってもいいよ」 「いいんですか、見せてもらっちゃって」 「いいよ、きれいにしてるから」 「これ、さっき作業…
shino-katsuragi 婦人保護施設, 大野更紗, 貧困, 人, 性産業, 労働, メンタルヘルス, 教育, 搾取 「『物』や『商品』として扱わないと、彼女たちが生きている『人間』だと思ったら、そこに1人1人の人生があるのだと思ったら、圧倒的な支配の構造を前に足がすくむのは、むしろ消費する側」/だから、「見ない」と。