加納朋子『七人の敵がいる』 – 紙屋研究所
書評 「ボランティア」という名の強制 加納朋子の『七人の敵がいる』は、出版社でバリバリ仕事をこなすが、キツいモノ言いしかできない子育て中の母親が、PTA、自治会、学童、少年スポーツといった「ボランティア」の役員に引きずり込まれていく様子をコミカルに描いた小説である。 冒頭で小学校に入学し、さいしょにPTAの係など断じて引き受けられないと主人公・陽子が宣戦布告するシーンがある。 「そうは言っても」別…
shino-katsuragi 書評, ボランティア, PTA, 自治会, 地域 うーむ。/お嬢は今、高校生だが、公立高校でもPTA役員が要るということに、わしは驚愕した。んがー。/PTA総会に行ってみて、その出席率と議事進行にも驚愕した。