Posts tagged: 内田樹

配偶者の条件 (内田樹の研究室)

配偶者の条件 (内田樹の研究室)

金曜日。朝、記念賞授賞式。うちの黒田くんが賞をもらったので、お祝いに行く。 大野篤一郎名誉教授による「セネカの幸福論」という講演がある。 ひさしぶりの大野先生のお話を聴く。 どこから始まりどこに行くのかわからない哲学的知性の遊弋。 忘れられかけた「古き良き大学」の空気が大野先生の笑顔から感じられる。 基礎ゼミでは「友人と恋人はどう違うか?」というお題。 おもしろい主題である。 これについては私見が…

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shino-katsuragi shino-katsuragi , , , でも、鉄幹は夫としてはどうなの?とわしは思うぞ。/私たちの社会は挙げてこの「人間的価値の数値的・外形的表示」に狂乱している。

市場からの撤収 (内田樹の研究室)

市場からの撤収 (内田樹の研究室)

消費増税法案が成立した。 日経は一昨日の一面で、これで日本の信認が守られ、政治家たちが「消費増税の先送りという最悪の事態を避ける理性だけは残っていた」ことに満腔の安堵を示している。 税金を上げないと「日本の財政再建への疑惑」が国債格付けを下げ、金利が上昇し、国債が投げ売りされ、国家財政が破綻するからである(らしい)。 この辺の「風が吹けば桶屋が儲かる」的なドミノ倒し的破綻シナリオがどれほどの信憑性…

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shino-katsuragi shino-katsuragi , , , , , どの程度の規模が一番適切なのであろうな、と考えてみる。

同一労働最低賃金の法則について (内田樹の研究室)

同一労働最低賃金の法則について (内田樹の研究室)

自治労のセミナーで「橋下政治について」のシンポジウムに招かれた。 コーディネイターはTBSの金平茂紀さん。パネラーは香山リカ、湯浅誠のご両人と私。 個別的な政策の適否や政治手法については、もう多くの人が語っているので、屋上屋を重ねることもない。 まだ、この政治現象について「誰も言っていないこと」を言わないと、せっかく日帰り東京ツァーに出た甲斐がない。 私は「海外メディアは橋下徹と大阪維新の会をどう…

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shino-katsuragi shino-katsuragi , , , , , 「なにしろ18世紀の市民革命から以後の労働運動の成果そのものを否定しているからである。」

いじめについて (内田樹の研究室)

いじめについて (内田樹の研究室)

ある媒体から、大津市のいじめについてコメントを求められた。 書いたけれど長くなったので、たぶん半分くらいに切られてしまうだろう。 以下にオリジナルヴァージョンを録しておく。 今回の事件はさまざまな意味で学校教育の解体的危機の徴候だと思います。 それは学校と教育委員会が学校教育をコントロールできていないということではなく、「コントロールする」ということが自己目的化して、学校が「子供の市民的成熟を支援…

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shino-katsuragi shino-katsuragi , 理由があればいじめてもよい、という考え方が問題なんだと思うけどな。

相互扶助と倫理について (内田樹の研究室)

相互扶助と倫理について (内田樹の研究室)

片山さつき議員による生活保護の不正受給に対する一連の批判的なコメントが気になる。 「相互扶助」ということの本義に照らして、この発言のトーンにつよい違和感を持つのである。以下は朝日新聞の報道から。 人気お笑いコンビ「次長課長」の河本準一さんの母親が生活保護を受けていたことが、週刊誌報道をきっかけに明らかになった。4月12日発売の週刊誌「女性セブン」が最初に匿名で報じた。「推定年収5千万円」の売れっ子…

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shino-katsuragi shino-katsuragi , , , , まだ弱々しい未来を守るために社会が弱者を支えるのは悪い考えじゃないと思うのだけど。世代を超えて生き延びたいと思うのであれば。/自分が虐げられていると感じれば感じるほど、より弱いものを認められなくなる。

仕事力その1 (内田樹の研究室)

仕事力その1 (内田樹の研究室)

仕事力その1 (内田樹の研究室)

朝日新聞に4回にわたって毎週日曜に「仕事力」というインタビューを連載します。 就活学生や転職をしようとしている若い人のためのアドバイスです。 昨日、東京の方では紙面に出たようです。朝日新聞をご購読でない方のために、ご紹介しておきます。 こんな話、ま「いつもの話」ではあるのですが。 「適職」は幻想である 「君、頼むよ」と言われ仕事は始まっていく 自分の適性に合った仕事に就くべきだと当たり前のように言…

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shino-katsuragi shino-katsuragi , 日本語では「召命」があてられますよね。/「適職」を探すのに懸命になるのには、わしも懐疑的。

「他者への憎悪は身を滅ぼす」内田樹が語る"呪いの時代"を生きる知恵 – 日刊サイゾー

「他者への憎悪は身を滅ぼす」内田樹が語る"呪いの時代"を生きる知恵 – 日刊サイゾー

サイゾースタッフチーフエディター/佐藤彰純 エディター/北村千晶 デザイナー/cyzo design Webデザイナー/石丸雅己※ 広告ディレクター/甲州一隆 ライター(五十音順) 竹辻倫子※/田幸和歌子※ 長野辰次※/平松優子※ プロデューサー/川原崎晋裕 パブリッシャー/揖斐憲 ※=外部スタッフ 炎上、祭り、バカ発見器……と、ネットの中では今日も他人を非難することに忙しい。他者への憎悪…

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shino-katsuragi shino-katsuragi , , 言霊は自分の心を縛るからなぁ。難しい。

ポスト・グローバリズムの世界、あるいは「縮みゆく共同体」 (内田樹の研究室)

ポスト・グローバリズムの世界、あるいは「縮みゆく共同体」 (内田樹の研究室)

ポスト・グローバリズムの世界、あるいは「縮みゆく共同体」 (内田樹の研究室)

アメリカの最近の国勢調査で、白人の人口が2歳時以下の幼児の過半数を割った。 ヒスパニック系(16.3%)がアフリカ系(12/6%)を抜いて、マイノリティの最大集団になった。 ヒスパニックは出生率2.3で、白人を0・5ポイント上回っている。 アメリカにおいて白人が少数民族になる時代が近づいている。 ヒスパニックは英語を解さないスペイン語話者を多く含む。 都市の黒人たちはすでに「エボニクス」という、英…

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shino-katsuragi shino-katsuragi , , そういえば、先週末の「ダーウィンが来た!」はコヨーテの回だった。コヨーテは群れで生きる動物なんだなぁ、と思った。

「辺境ラジオ」で話したこと (内田樹の研究室)

「辺境ラジオ」で話したこと (内田樹の研究室)

「辺境ラジオ」で話したこと (内田樹の研究室)

名越康文先生と西靖さんとのコラボ、『辺境ラジオ』の公開収録がクリスマスイブのMBSで行われた。 名越先生が最初から飛ばして、ずいぶん過激な内容となった(と書くとまるで名越先生のせいみたいだが、もちろんそれに応えて暴走したのは後の二人も同じです)。 放送は25日の25時半(というのは深夜放送の言い方)。『辺境ラジオ』はそのうち活字化される予定である(発行元は140B)。 その中でいくどか社会制度その…

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shino-katsuragi shino-katsuragi , , , , わたしたちは、全体で、ひとつの大きな。/言霊的な。/「「間違った言葉」というのは結果的にその言葉を発した人間を不幸な生き方へ導く言葉のことである。」

ガラパゴス化の症状としてのグローバリズムについて (内田樹の研究室)

ガラパゴス化の症状としてのグローバリズムについて (内田樹の研究室)

広島学院の文化祭で、中高生1000人ほどをお相手に講演。 文化祭のキックオフイベントである。 高校生を講堂に集めての講演は何度か経験があるが、中学生ははじめて。 でも、関係ない。 子供たちは「彼らの知性に対する敬意」が示される限り、その限界まで理解力を押し上げてくる、というのは私の揺るがぬ確信である。 「子供にもわかるように話す」人間の話を聴いているうちに知性的、情緒的な成熟が果たされるということ…

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shino-katsuragi shino-katsuragi , , , , , , , , 「教育への政治と市場の介入に対しては、懐疑的な校風であったので、先生方も私の話をけっこう喜んで聞いてくださったようである。」

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